2013年3月29日金曜日

指導者の心得

Pilatesをクライアントに勧めるときに・・・・

Pilatesは誰でも実践が出来るどんな人にも効果の出る万能なメソッドであり、むしろ
実践が出来ない人がいない、しかしこれは、裏を返すと「何でも手に入る便利屋さん」
という意味で、実践者が迷ってしまう。

先日、ある50代の会社経営されてらっしゃる女性が相談にいらした。

女性「実は、カラダが固くて・・・・」

私「固い事でどんな事が不便に感じますか?」

女性「仕事をする上で不自由はないんですが、もっと動くはずだ、と感じているのです」

私「もっと動くはずだと感じていらっしゃるのですね?」

「他にはありますか?」

女性「趣味の登山を再開させたくて・・・」

私「登山ですね。素敵ですね!」

女性「あと、今の私は精神的にかなりつらくて自分に余裕が欲しいです。」

私「精神的につらくて、余裕がないんですね、そこは本当に改善したいですね」

「もし、精神的な余裕が生まれたらどんな事を始めにしたいですか?」

女性「社員と更に深く関われると思います」

私「そうですね、お話を聞いて私もそんな余裕がある方の下で働きたくなりました。
では、カラダを呼吸とともに動かす。今自分の行っている事に目を向けるところから始めましょう。」


この女性のはじめの動機は自分の為にしたい、というものが、実は社員のため、という

第3者への思いやり。という動機が眠っていました。

この方がPilatesを通して今後5回のセッションを1ヶ月でトライする上での十分な

モチベーションとなります。


Pilatesで扱える素晴しい点は、見えないココロの問題をカラダからのアプローチで
改善出来ることです。

何年もカラダとココロを別に動かしてきた方であればあるほど、はじめ、この自分自身を呼吸でコントロールする事に葛藤します。


そこで、私ははじめの3セッションは呼吸をしながら気持ちよくカラダを動かす事を
目標にしました。この、指導者の目標とクラインとの目標を合わせる作業で、

はじめの「何を目標で クライアントが行いたいのか?」

指導者がやりたい事ではなく、あくまでもクライアントがなりたい自分を自分で捜す。

私はこのスタンスを心がけている。


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http://mohipilates.com



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